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第3期 横浜スポーツビジネススクール最終回 アメリカの事例から見る最先端のスポーツビジネスとベイスターズ特別パネルディスカッション

2人の経験から語られる”やりたいことの見つけ方”

キャリア開発において3名に共通していることがあった。それは、”やりたいことに向けてまず行動した”ことであった。

3人が上記の経歴の過程で自身のやりたいことを見つけて向き合ってきたのだが、”自分のやりたいことって何か”を探している人も多くいる。

特に高森さんは、多くの業種のビジネスパーソンと会う中でそういった相談を多く受けるという。そこに向けた1つのアプローチと起こり得ることについて語った。

「自分のやりたいことを見つける、それで生活するって難易度が最も高いことだと思うんです。僕は2015年ごろにもう一度自分を作り変えたいというタイミングがあって、その時は”Surrender=降伏”しました。投げ出すのとは違います。”できない自分”を全て受け入れるんです。

じゃあ何ができるのか。それは目の前のことを一生懸命やるだけです。目の前の人たちを喜ばせる、期待以上のことをする。すると『この人面白いから〇〇さんに会わせてみたい』ということが起こる。

それで広がっていくんです。チャンスを運んでくれるのは人ですから。なので、今できることに全力投球するんです。そうすると何かが起こります」

チャンスは人が運んでくる。その可能性を自ら手繰り寄せていった

小杉コーチも高森さんに共感した。自身も現役時代の晩年から引退後を見据え、多忙の合間を縫いアスリート以外の方達と積極的に交流の機会を設けていた。その経験が役に立ったという。

「選手を終えた次に何をするかというのは、いろんな人に会うことで見つけていきました。背中を押してくださる存在にも出会えますし、お会いした人それぞれの考えや持っている経験を、自分なりに変換していくと、”次何をやりたいか”・”どうするべきなのか”が見えてくるのではないかと思います」

これ以外の話題でもディスカッションは大盛況。その後質疑応答を約1時間近くかけて行い、5回に亘る全カリキュラムを修了した。

過去2期で学んだ方たちも交わり、新しいイノベーションが起こっていく。今後も動きに目が話せないと共に、21日からはいよいよ第4期が開講する。

(おわり)

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